祈りの社 岩津天神

毎月25日合格祈願特別祈祷 1、15日病除・健康祈願特別祈祷

天神さん四季だより

「初天神」 天神さんのお正月

「初天神」とは何ぞや? 初と天と神。字面がいいじゃないですか。
現も良さそうです。
ご利益にあやかろうと境内に登ると、そこには多くの参拝客。
家族連れや受験生や老夫婦の皆さんが、
屋台のタコ焼きをほおばり、牛君を撫で、梅の開花を予想し、
その光景はのどかで、ほんわりお正月ムードです。

ハッ! もしかしたら、今年初の天神さんということで、
「初天神」とは天神さんにとってのお正月、という位置付けなのかも?



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神楽殿では岩津神楽保存会の演奏に合わせ、巫女神楽が奉納されています。
鈴や扇を手に舞う少女達の美しい姿を収めようと、カメラマンも鈴なりに。
おや、 廊下の手摺越しに、静かに正座し出番を待つ少女の指先が動いています。
間もなく本番。きっと、舞のおさらいをしているんですね。
手摺の額縁を舞台に、指人形の上演中。



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太鼓が始まりました。岩津天神太鼓「凛」と、
お揃いのオレンジ色のTシャツが境内に映える「遊」の子ども達。
さっきまでワーワー、ギャーギャーと遊んでいたのに、
演奏に入るとその目は真剣そのもの。

今朝9時ジャスト、「あれ、遠くから何か聞こえる?」。
耳を澄ますと、どうやら太鼓の音色です。
きっとこの子達が叩いていたんですね。

(平成29年1月22日取材)

「厄除大祭」 小さな手の平から雪解け水へ 女の子の厄、流れて清し

初の積雪で、願掛け牛君が雪をまとうこの日、
拝殿では厄年の人のための厄除大祭が行われていました。


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御簾の向こうはまさに平安絵巻。
あっ、鈴祓いです。磨き込まれた鈴の音色をぜひ聞いてみたい...と
耳を澄ますと、ジャリンと一回だけ。
魂のこもった一振りなんですね。


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ご祈祷の中で宮司さんが、参拝者の住所を朗々と読み上げます。
そういえば自分も住まう地に生かせてもらっているんだ、
有難いなぁ...としみじみ。

こちらの男性は一人で参加されたようですが、何だかとても嬉しそう。
微笑んでいます。
私と同じく土地への感謝を再認識しているんだ、と勝手に親近感。

3名連れの女性参拝者は、お婆ちゃんとお母さんと、お孫さんでしょうか。
きちんと頭を垂れ、丁寧にお詣りしています。
ウサギのようなお尻と赤い靴下が、なんて可愛いらしい。
でも、こんな小さな子に厄年ってあったかしら?
年齢を聞くと「ちゃんちゃい」と指を折って見せてくれました。
「きちんとお詣りできるよう、練習させてもらったんですよ」とお婆ちゃん。
うん、上手にお詣りできたね。

その後、舞台を曲水の庭に移し、人形流しへ。
「ニンギョウ」ではありません。「ヒトガタ」。
訓読み? どちらがモトなんでしょう。
「罪や穢れを人形に移し、厄を祓い 心身ともに清めます」とあります。

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清き雪解け水の小川に、女の子が人形を流します。
神妙な面持ち。お人形さんに、何を託しているのでしょう。
その可愛い手の平と、放たれた人形の流れる様を撮りたくなるのはカメラマンの性(さが)。
ところがしかし......、あれ?あれ? どこにもない、人形を見つけられません。
祭事にふさわしからぬ駆け足で、曲がりくねった流れを追うこと複数回...。

後で神職さんに伺うと、水にすぐ溶ける紙で出来ているとのこと。
女の子の厄は雪解け水で、清くキレイに流されたことでしょう。

(平成29年1月16日取材)

新年のお腹に「合格」! こいつぁ春から縁起がいい!

この日も天神さんは空高くいいお天気。
大絵馬や注連縄が、新年が間近なことを知らせてくれます。
拝殿前では神職さんがベニヤ板にペンキで足形を描いてみえます。
何でしょう? 実はこれもお正月の準備。
三が日、天神さんには大勢の参拝客が訪れます。
この方々全員がお詣りできるよう、順番に並んでもらうための「印」なのです。

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しかし爪先から踵から足の開き具合まで、丁寧に描いていらっしゃいます。
お顔を覗き込むと、巫女奉仕説明会でいろいろご教示下さった方ではありませんか。
「ベニヤを2枚並べると、7名の方が並べるんですよ。
いやまだ下書きしないと、なかなかうまく描けなくて」
神職さんって色々なお仕事があるんだなぁ。

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余香殿 なおらいには見慣れない商品が。「合格ドーナツ」。
季節限定のようです。これは頂かなくては。
梅鉢と「合」の文字が目出たいので、合格最中とともに、
元旦にいただくことといたしましょう。
ついでに「わたしスタジオ」(ちゃぶ台の上)で撮影を試みました。
新年初日の日射しを受けて、なかなかいい具合ではありませんか。

さてお味は?
梅柄のお皿に乗せた合格最中。わっ、極上!
ふっくら粒餡の大きさ、塩加減・甘さ加減が絶妙です。
名古屋の老舗和菓子店の特注品とか。
こんな身近で、こんな美味しい最中を味わえるなんて。

そして合格ドーナツ。「わたし概念」のドーナツと違う...。
甘いんだけど、甘過ぎない。スイーツとしてはもちろん、腹ごしらえ代りにもなりそうです。
そして、口の中でボソボソッと崩れる生地が、何というか...元気なのです。

添書きを見ると、米粉で揚げずに作ったとあります。
ドーナツのことはよく知りませんが、新し珍しい製法なのかな?
しかしどこか懐かしい。お母さんの手作りドーナツという感じでしょうか。

キャッチフレーズに「受験生のカラダにやさしい」とあります。
受験勉強に励む我が子の傍らに、そっと差し出すお母さんの姿が目に浮かびます。
私も何かに「合格」したくなってきました。2017年、何に挑戦しましょう?

(平成29年12月28日取材)

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