「雷」戸田提山書

菅原道真公「天神様」は、学問の神様・正直の神様、書道の神様、そして、厄落しを祈願する神様としてのご神徳をお持ちです。

岩津の天神様は芭蕉の葉に乗って天神山に降り立たれました。そのご由緒にある芭蕉の葉は火を防ぎ、更に薬用の効能もあることから、火防せ(ひぶせ・火事を防ぐ)、雷除けの神様、そして一誉上人の癪の病がたちどころに癒えたように、病気(脱腸・神経痛・下の病)を直す神様として、病除け・健康祈願の、岩津天神特別のご神徳をお持ちになられます。

また、岩津の天神様へのお祈りを熱心に捧げる人々の夢枕にお立ちになり、お告げを与えられるとの言い伝えから、夢を叶える神様としても知られております。

「雷」の書は、平成5年の第37回現代書道20人展に出品するために戸田先生が書かれたものですが、その作品のあまりに強く、激しく、神秘的な出来の故に出品を拒否された曰く付きの書です。
安城市役所への寄贈が決まっていましたが、岩津天満宮例祭に参列された折、天神様と「雷」の関係を知られ、納まるべき処として岩津天満宮に奉納されました。
社務所飛梅殿の「洗心の間」に納められ、参拝の方々にご覧頂いております。

愛知県安城市桜井町在住 
独立書人団会長 全国「少字数書」の第一人者
平成元年日展で内閣総理大臣賞受賞